出会い系サイトという単語をよく聞くようになったのは、iモードというドコモのインターネットが使えるサービスが普及し始めた頃だと思います。なのでもう15年から20年ほど前になるでしょうか。
その頃の僕は、出会い系は無料が当たり前で有料の出会い系は危ない、危険だ、といった印象を持っていました。
しかし最近ワクワクメールをはじめとした出会い系サイトを利用するようになって、有料の出会い系サイトでも安全で優良なサイトはあることが分かりました。逆に今では無料の出会い系サイト・アプリこそ危険、というか利用は控えたほうが良いと感じています。
今回は、僕が無料の出会い系サイト・アプリをおすすめしない理由を話してみたいと思います。
スタビの名で知られた完全無料で出会えるサイトは存在した
iモードが普及し始めたとき、スタービーチという出会い系?のような掲示板でメル友を募集するようなサイトがスタビの名前で一世を風靡しました。覚えてる方もいるんじゃないでしょうか。
僕はその頃田舎から上京してきたばかりでスタービーチばっかりやってました。普通に会えてましたし、女子高生もわんさかいました。なので美味しい思いがたくさんできました笑
しかしその後、出会い系サイト規制法が施行され年齢確認等が義務付けられた関係で、メル友等を募集するサービスが終了してしまいました。
1日に1200万人も利用者がいたと言われる、パケット代だけでリアルに会えまくったモンスターサイトの消滅でショックを受けた人も多いんじゃないでしょうか。もちろん僕もその中の一人です。
スタビはなぜ出会い掲示板をやめたのか
スタービーチは動画や着メロ、そして出会い掲示板等のサービスを提供するサイト名なんですけど、あまりに出会えすぎるのでスタビと言えば出会い系、といった感じでした。
そんなスタビを代表するサービスだった出会い系掲示板を運営側がやめたのは、先ほど書いたように出会い系サイト規制法が施行され、それに伴い年齢確認の義務が生じたためです。
それじゃ年齢確認してサービスを続ければ良かったんじゃないの?って思われるかもしれません。しかしスタビは1日1200万人も利用するモンスターサイトです。
年齢確認をするための設備の充実にかける資金、そしてそのための人件費が莫大にかかるのは容易に想像できます。
完全無料でサービスを提供していたんですから、そんなお金どこからも出てきません。
ということで、そのままの状態では出会い系掲示板の利用が難しくなり閉鎖してしまったと考えられますね。
無料で提供しているサービスは色々あるが…
もちろん無料でサービスを提供している会社もいます。しかし当然それには目的があります。
例として以下の2つを挙げてみます。
ドモ◯ルンリン◯ル等の試供品の提供
テレビのCMで見たことあるでしょう。『まずは無料でお試しください』というやつですね。
確かに無料で製品を提供しています。しかしそれは製品を気に入ったお客さんが、次は実際にお金を払って購入するからです。製品が素晴らしければリピートするでしょうし、購入は続くでしょう。
また、試供品を申し込む際にお客さんの個人情報をゲットしています。そこにダイレクトメール等で営業をかけ、購入を促したりできます。
無料で試供品を提供しているのは、そういう狙いがあります。
ホッ◯ペッ◯ー等のフリーペーパー
街で飲食店の割引券がついた小冊子を見かけたり、実際にもらったことがあると思います。また駅等には、無料で持って行って良い求人冊子があったりします。
そういったフリーペーパーは、すべて広告で構成されています。
お店にたくさんお客さんを呼びたい飲食店が、割引券をつけて広告料を払って載せてもらう。また従業員を探してるけどなかなか見つからない会社が、広告料を払って載せてもらう。
払った広告料以上のバックを見込めるからこそ、広告料を払います。その広告料があるからこそ、無料で提供できます。
実際ホッ◯ペッ◯ーなんてテレビCMもやってますし、飲みにいくときはホッ◯ペッ◯ーを見て割引があるお店から選んでいくことも多いです。
お店はお客さんが入って潤う、ホッ◯ペッ◯ー側は広告収入が入って潤う、僕たち消費者は安くお店を利用できる。みんなが幸せになれる仕組みができています。
以上の2点を見て、無料で提供している先には、企業ごとの利益を獲得するという目的があることが分かると思います。
完全無料の出会い系サイト・アプリの目的は
それでは、出会い系サイト・アプリにおける『完全無料』はどうでしょうか。
サイト運営者はめっちゃくちゃ良い人で、出会いがない人のために完全なるボランティアでサイトを運営してるんでしょうか。そんなことありませんよね。
また無料を謳う出会い系サイト・アプリは知名度がありません。知名度がないということは人がきません。人がこないところに広告を載せたいな〜っておめでたい人はいるでしょうか。そんな人いませんよね。
それでは完全無料と宣伝している出会い系サイト・アプリの目的は何なのでしょうか。
有料のサービスやサイトへの誘導
まず無料と宣伝するサイトに登録させ、当然全然会えませんが、そこで『会えないのはこの機能・サービスを利用していないからです。ただこの機能・サービスを利用するにはそれ相応の料金がかかりますぜ?ぐへへ…』と課金させようとさせるものがあります。
また、『こっちのサイトだったら確実に会えますよ?ただし有料ですけどね…ぐへへ』といった感じで、有料のサイトへ誘導するパターンもあります。もちろんこういうやり口を採っているので、有料サイトも悪徳・悪質サイトの可能性が高いです。
迷惑メール攻撃
基本的に完全無料と宣伝しているようなサイトは、登録と同時に複数の別のサイトにも登録されます。もちろんどれも出会えない系の悪徳サイトです。
また無料の出会い系サイト・アプリに登録の際に、メールアドレス等の個人情報を渡すと思います。しかしそれが引き金になって、甘い言葉ばかり並べられたような迷惑メールが同時に登録された複数のサイトから届くようになるでしょう。
最悪です。
法外な料金請求
例えば無料の出会い系サイトのある箇所をクリックしたら、『この機能を利用されたので、18000円払ってください』みたいな表示が出たり、メールが届いたりします。
僕の場合は、まだガラケーのiモードだったときに、出会い系関係のサイトを見てるとき、いきなり『電話番号は分かってるから3万円払ってもらう』みたいな画面になって、めちゃくちゃドキドキした記憶があります汗
まぁ分かってるのは電話番号だけだし無視してれば良いかと放置していたら、実際に電話がかかってきたんですよね。『◯◯のサイト使いましたよね?3万円払ってもらわないと困りますよ〜』みたいな感じで。
清々しいくらいの架空請求です笑
しかし僕は昔から口だけは達者なので笑、『請求するなら僕の名前分かってるはずですよね?言ってみてください』と言ってみました。
すると向こうはなんやかんや言いながら、『それじゃ出るとこ出るってことで良いですね?』なんて言うんで、『そうしてください』つって電話を切ってやりました。
勢いよく切ってやりましたが、実際家に恐い人がくるんじゃないかって半年くらいはドキドキしてました笑
バード貴族的まとめ
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”bird-real.png” name=”バード貴族”]無料のサービスがどうして存在するのかという観点から見れば、完全無料と声高々に宣伝している出会い系サイト・アプリが存在する理由と目的が見えてくると思います。
ホッ◯ペッ◯ーのように、みんなが幸せになるような状況にはなりません。
登録したユーザーは無駄にお金を払ったり恐い思いをしたり迷惑メールが届いたり、損ばかり。潤うのは悪徳・悪質なサイトの運営者だけです。
ワクワクメール、ハッピーメール、PCMAXをはじめとした有料サイトはポイント代金こそかかるものの、そこから安心して快適に利用できる環境作りをしてくれてるんですね。
だから低価格のポイント代金で済み架空請求もなく、迷惑メールも一切届かず、ストレスなく利用できるということです。
どこかにはかつてのスタビのように完全無料で出会いまくり!みたいなサイトもあるのかもしれませんが、まったくそんな話は聞きません。
出会い系サイト規制法がそれを許さないからです。
もし、このサイトってどうかな〜って判断に迷うようであれば、優良サイトか悪徳サイトかの見分け方を参考にしてくださいね。
ただまぁできれば無料で出会いたいって気持ちは当然分かるので、そうなってくると一番望むのはスタビの復活になりますね笑
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